
魚のことば
「河岸を変える」の意味と由来 河岸とは魚河岸か、川岸か
「河岸を変える」の意味と由来を原本でたどります。寛政10年の『辰巳婦言』に「此頃ハ河岸をかへて」。明治の『言海』は河岸を舟の着く川岸とし、大正の和英辞典は「a fish market」。牧水の飲み直し、釣りの歌まで。

魚のことば
「河岸を変える」の意味と由来を原本でたどります。寛政10年の『辰巳婦言』に「此頃ハ河岸をかへて」。明治の『言海』は河岸を舟の着く川岸とし、大正の和英辞典は「a fish market」。牧水の飲み直し、釣りの歌まで。

魚と貝
新巻鮭の由来を原本で確かめます。「あらまき」は平安の辞書で魚を包んだものの名。鯛や鯨の荒巻もありました。松前の記録は甘塩の鮭を「アラ巻」、明治21年の東京の相場欄は「新卷」。歳暮の話も。

魚のことば
「肴」の語源を原本でたどります。平安の辞書は「和名佐加奈」、貞丈雑記は「酒菜也」、物類称呼は「酒魚なり」。魚を「さかな」と呼ぶ言い方を、言海は載せ、明治37年の教師むけの本は「誤り」としました。

魚へんの漢字
魚へんに皇の読み方はヒガイ(鰉)。琵琶湖のコイのなかまです。明治天皇が好んだので作られた字といわれますが、鰉は『康熙字典』に載る字。江戸の本は「漢名未詳」、明治35年の旅行記は「滋賀縣廳で製つた字」と書きました。

魚のことば
「すし詰め」の語源と意味を原本でたどります。明治31年の東京案内記に上野公園が「人の鮨を詰めし如く」、明治37年には「一同すし詰となりて」。釣り船、東京の電車、漱石の日記、英語の「like sardines」まで。

魚へんの漢字
魚へんに易は「鯣」。スルメと読みます。江戸の『和漢三才図会』はスルメを干物の字「鯗」で書き、明治の『言海』が見出しを「鯣」に。大正の漢字の本は「国訓」に入れました。東京の市場のスルメイカは1kg1,119円です。

魚へんの漢字
魚へんに市に見える「魳」はカマス。右側は4画の「帀」です。『大和本草』は「倭字」、『本朝食鑑』は「字書惟爲魚名」、『和漢三才図会』は「自古用来」。中国の名は梭子魚。東京の市場では1kg1,349円です。

魚へんの漢字
魚へんに留は「鰡」。ボラと読みます。ただし江戸の『和漢三才図会』の見出しは「鯔」で、世間の字は「鮥」。『康熙字典』の鰡は「魚名」とだけ。東京の市場では1kg738円、秋から冬に値が跳ねあがります。

水産ニュース
水産ニュースのまとめ(2026年10月9日〜12日)。ミナミマグロの日本の漁獲枠は13.7%増の8,297トンへ、福島県沿岸漁業の生産額は震災前の47%、沖縄の県魚グルクンは稚魚までの飼育に世界で初めて成功など6本を出典付きで。

水産ニュース
水産ニュースのまとめ(2026年10月1日〜8日)。北海道の秋サケは過去最低だった前年からさらに半減、スルメイカの漁獲枠は漁期途中で見直す仕組みへ、ノルウェー産サバの輸入価格は2倍以上など6本を出典付きで。

魚へんの漢字
魚へんに少の読み方はイサザ(魦)。琵琶湖だけにすむハゼのなかまです。『康熙字典』は読みを沙(すな)と同じとし、「吹沙小魚」、砂を吹く小さな魚と説明。平安の字書は「いささこ」と読みをつけていました。

魚へんの漢字
魚へんに方は「魴」。魴鮄と書いてホウボウと読みます。江戸の『和漢三才図会』は「正字未詳」、『魚鑑』は「俗に魴鮄の字を用ゆ」。中国の魴は『詩経』に出てくる別の魚でした。東京の市場では1kg1,300円です。