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魚のことば

「鯛の尾より鰯の頭」の意味 江戸のことわざは逆だった

「鯛の尾より鰯の頭」の意味と由来を原本でたどります。元は『戦国策』の鶏口牛後ですが、1645年の『毛吹草』にあった形は逆の「鰯の頭をせんより鯛の尾につけ」。明治の辞書は正反対の二つを「反対」「同じ」と注記して並べていました。

魚のことば

雑魚寝とは?意味と由来|大原の節分の夜の風習と西鶴

雑魚寝とは、大勢が入り交じって寝ること。その由来を原本でたどると、江戸の本では節分の夜に大原の氏神にこもる「大原の雑魚寝」。1682年の西鶴『好色一代男』に章があり、明治の辞書は雑魚のようにと説明します。

魚のことば

「鯉の滝登り」の由来 龍門は滝ではなく黄河の急流だった

「鯉の滝登り」の由来を原本でたどります。明治の辞書は見出しに「龍門の瀧」と書きますが、出典の『三秦記』は黄河の急流「河津」の話で、登れない魚はえらを曝す、と結びます。江戸の本草書は「禹門」、1779年の黄表紙は「鯉の瀧登」。

魚のことば

「にべもない」の語源と初出 にべは魚の浮き袋の膠だった

「にべもない」の語源と初出を原本でたどります。にべは魚ニベの浮き袋から作る膠(にかわ)で、江戸の本草書は「弓工これを用ゆ」と書きます。辞書の初出は1720年の近松ですが、1698年の『続猿蓑』にもう「にべもなくつい立つ蟬」の句がありました。